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2013年8月

2013年8月29日 (木)

整備作業1

コクピット、右舷サイドデッキ、コーミングマホガニーのサンディングを実施。 

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左舷はまだ磨く前で、チークが白くなっていますので、右舷の磨いた後との違いが良く解ると思います。

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コーミングはマホガニーの赤色がとても綺麗になりました。

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マストのシートは全て取り外し、塗装のためのサンディング中です。
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2013年8月19日 (月)

岡山の造船所への搬入

艇の陸送は足立ヨット造船の社長の足立治行さんに全て行って頂きました。8月18日の酷暑の中のマスト倒し、トラックへの積み込みありがとうございました。高さ制限に引っ掛かり、パルピットをはずして何とかクリアしたそうです。今年は猛暑続きで暑い中ご苦労様でした。以下は工場搬入時の写真です。

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2013年8月11日 (日)

梅干と日本刀

日本人の知恵と独創の歴史を書き表した樋口清之氏の名著、『梅干と日本刀』の紹介です。日本人とは何か、という基本的なテーマを背景にして、日本人とその文化の価値観を多面的に捉えようとしています。日本人が意識せずに合理的な生活をする科学を持っていたこと、鋭い観察力に支えられた自然順応の知恵があること、住みよい人間関係に基づく生活共同体を作ってきたことなどが書かれています。本のタイトルとなっている『梅干と日本刀』は日本人が知恵や技術を使って生み出した物の代表例という意味です。

今回はその中でも大いに共感を覚えた相互信頼感と共同体意識に関する考え方について、その一部をご紹介します。

「人間の相互信頼を世界に類がないほど極限にまで推し進めた商法が富山の薬売りである。富山の冬は雪が深い。冬の間の出稼ぎとして配置売薬を始めたのである。各農村を回って村々に薬を置き、だいたい一年後に集金に回って、新しい薬と差し替えて行く。これはまったくの信用販売制である。現物先渡しで現金は完全な後払いである。」(451頁)

このような相互信頼感がどのようにして培われてきたのか。次のような記載があります。

「日本人は非常に早い時代に混血して以来同一民族として生きてきた。しかも遊牧生活と漂泊生活の経験がない。石器時代から定着生活である。土地と人間の生活が密接にくっついているために地縁と血縁がいつも一緒にある。長期にわたる定着生活によって地縁関係がやがて血縁関係だと擬制されていく。地縁が生む相互信頼が、血縁が持つ相互信頼にまで深まって日本人の精神構造の中に定着していったのだ。」(475頁)

地縁と血縁がからまりあうなかで共同体の中での強い相互信頼が日本人の根本的価値観になってしまったということです。

「日本人の精神構造の奥深く定着した相互信頼感、共同体意識は、たとえ、共同体そのものが崩壊しても、根強く残るほどになっている。それはもはや感性の一部であり、無意識の領域にまで食い込んでいる。日本人がこれを失うことはない、と信じる根拠である。もし、これを失ったら、私は日本は崩壊すると思う。なぜなら、日本を支えてきた原動力は、この共同体意識の中にある相互信頼感だと、考えるからだ。」(477頁)

さらに、西欧的発想に基づく近代的経営は相互不信が基礎になっており、そこには共同体意識のかわりにエゴイズムがあると言っています。企業活動においても相互に信頼感がないとそれを担保するためのコストが余分にかかるようになり、ひいては生活者や消費者にとっても不利益へとつながります。

江戸時代の越後屋や白木屋などの大店は丁稚・手代・番頭といった従業員を家族同様に扱う擬制家族的経営体を採っていました。「それが明治以後に近代的な経営体に脱皮して権利義務の考え方を媒体とした雇用関係に形を変えてきた。それが日本の近代化の過程であった。そして私たちも旧来の経営体を前近代的といって葬り去ることが近代的だと意識してきた。確かに人権を守るという意味においては近代思想を取り入れていくのは当然のことである。その一方でこれからの時代に必要な真に強い企業体を作っていくためには権利と義務を媒体とする雇用関係を超えた心の信頼関係を持つことが必要だと思うのである。言い換えれば擬制家族的経営体の核になっていた相互信頼こそがこれからの新しい困難な時代の中で企業を維持し発展させていく大きな力になると思うし、むしろそういう形こそ超近代的経営といえるのではないか。」(507頁)

2013年本屋大賞第一位をとった百田尚樹氏の出光の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル『海賊とよばれた男』でも、佐三が全社員を家族とみなしたその姿勢に社員も猛烈な働きで応える姿が描かれていました。現代においても共同体意識を経営の基本において大きな成功を収めている企業もあります。

一見古めかしい日本人論、日本的経営論のように思われるかもしれませんが、人間の相互信頼を前提とする経営の考え方こそ、まさに世のため人のため、という方向に向かう原点であるように思われます。 2

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2013年8月 7日 (水)

名義変更

艇の名義変更が完了しました。日本では日本小型船舶検査機構に手続き申請して船舶検査証書を発行して貰うことが必要になります。船検証によると艇の長さは8.03m、幅は2.86m、深さは1.35m、総トン数は4トンとなっています。長さをフィートに換算すると26.3フィートになります。エンジンはボルボのMD2030です。新規登録は平成15年5月1日で書換え登録は平成25年8月7日です。船齢は10年ということです。現在の航行区域は沿海ですが整備後には近海に変更予定です。

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2013年8月 1日 (木)

船名「うめぼし」について

船名を「うめぼし」にしました。樋口清之氏の著書「梅干と日本刀」は私たち日本人の祖先が生きていくために自然を観察しそれにうまく順応していく知恵が蓄積され日本の文化となっている様々な技術、芸術、思想を的確に紹介した名著です。

そのタイトルにも採用された「梅干」は日本人が米を主食とするときに栄養のバランスがとれるように作り出したものです。日の丸弁当は、白米のご飯と一個の梅干だけのお弁当ですが、これが胃の中に入ると、梅干一粒が99%の米の酸性を中和し、米の栄養分が殆ど吸収されるのです。

日本が世界に誇れる技術や文化は多数ありますが私たちに最も身近で親しみを持てるものの代表として「うめぼし」という名前を頂きました。

私の出身地である福岡県の県花は梅でもありますし、菅原道真の「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」は昔から飛び梅伝説とともによく話題にしたものです。

Ume

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